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2024年度会員数 10,022名
(2025年2月末現在)

2024年度会員数 10,022名(2025年2月末現在)

大分県看護協会 会長挨拶

ごあいさつ

 新年あけましておめでとうございます。会員の皆様にはお健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
 昨年末からインフルエンザ感染者が急増しており、加えて新型コロナウイルス感染症等への対応も必要な状況であり、日々感染症対策に尽力されていることに感謝申し上げ、敬意を表します。
 団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になり、日本は超高齢社会になると問題視されていた2025年ついにその年になりました。高齢化とともに予想以上のスピードで少子化が進み大きな社会問題になっています。
 日本看護協会は6月の通常総会において、新たな「看護の将来ビジョン」を公表する予定です。2040年までに想定される社会、医療の変容を踏まえ、その変化に対して看護が進むべき方向性、何をすべきかが提示されます。どうぞご期待ください。
 さて、地域包括ケアシステムが推進され、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい人生を最期まで続けることができるよう、健康・療養支援体制を整備するために看護職が果たす役割は拡大しています。当協会は看護職間の連携強化とともに多職種との連携を強化し、役割が発揮できるよう今年度の事業運営に着実に取組んでまいります。
 各施設の運営が円滑に進むためには、看護提供体制を質と量の両面から保証できる必要があります。しかし、当県の現状は看護職の確保困難及び地域偏在があり、看護人材の確保とともに、働き続けられる職場環境の整備が重要な課題です。当協会では2024年度から県委託事業で「看護師等再就職おうえん事業」に取組んでいます。さらに、看護職員の役割と能力に応じ、仕事に見合った評価・処遇となるための賃金体系の見直し、望ましい夜勤・交代制勤務の検討、多様で柔軟な働き方の導入等が引き続きの課題であり、新たな情報発信、情報共有を推進いたします。また、ナースセンターが看護補助者の確保・定着に向けた取組みを開始しました。日本看護協会は看護補助者との協働を推進する取組みの一環として、「看護補助者の業務に必要な能力の指標」を作成し公表しています。各施設におかれましては、ぜひご活用ください。
 また、質の保証では、看護職のキャリア支援として、複雑化、多様化が進む人々の医療・看護のニーズに応えるために、個々の看護職が能力を高め、能力を発揮し、より効率的に活動できることが求められます。会員施設からは看護管理者及び次世代の育成にむけた教育の充実を望む声があります。教育計画では今年度も「看護職の生涯学習ガイドライン」活用及び周知と、研修実施において受講しやすい環境の整備に取組みます。
 阪神淡路大震災から30年、能登半島地震から1年が経ちました。危機管理への取組みでは、次なる感染症、震災や気候変動による気象災害等への対策を平時から強化し、有事の際に生かせる対策を講じることが課題です。県行政、関連機関と協働して災害支援ナース派遣体制、受援に関する体制の整備に取組みますので、ご支援、ご協力をお願いいたします。
 次に、看護協会の会員数は全国的に減少傾向にありますが、当協会の12月時点で会員数は9,995人で1万人に到達できず大変残念な結果になりました。組織力の強化に向けて継続して会員確保に取組みますので、ご理解と会員の皆様からの声をお聞かせください。
 結びに、今年は巳年であり、努力を重ね、物事を安定させていく年と言われています。蛇のように再生と変化を繰り返して柔軟に発展し、これまでの努力が実を結び成就することを願うばかりです。皆様の益々のご活躍とご健勝を祈念して新年のご挨拶といたします。

2025年1月

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