教育体系の概要
教育体系の概要
教育理念
県民の公衆衛生の向上と健康保持・増進に寄与できる看護職を育成する
教育目的
社会のニーズに対応できる看護専門職としての自律をめざし、看護実践能力の向上を図る
教育目標
- 看護専門職として専門領域の知識や技術を高め、安全で安心な看護実践が展開できる能力を養う
- 看護の動向を把握し、社会のニーズに対応できる能力を養う
- 看護職に必要なリーダーシップとマネジメント能力を養う
- 看護専門職として自律をめざす
教育・研修のコンセプト「CATCH+e」
大分県看護協会は人々の人間としての尊厳を維持し、健康で幸福でありたいという普遍的なニーズと時代の変化に即応した質の高い看護を提供するために、教育・研修事業のコンセプトを「CATCH+e」に決定しました。
あらゆる機会を「CATCH」し、看護専門職としての自律とキャリア開発をめざす成人学習者を支援し、一貫した生涯教育を目指します。
C | Change Challenge | A | Action | T | Teamwork | C | Creation | H | Humanity | +e | Education Enjoy |
自己の成長のために意志を持って挑戦する | 自らの体験を意味づけし、行動をおこす | 獲得した知識・技術をチームで共有、協働する | より良い看護を創造する | 高い倫理性をもって人間の尊厳を大切にする | 楽しく学ぶことで新しい自分を発見する |
C Change Challenge | 自己の成長のために意志を持って挑戦する | A Action | 自らの体験を意味づけし、行動をおこす | T Teamwork | 獲得した知識・技術をチームで共有、協働する | C Creation | より良い看護を創造する | H Humanity | 高い倫理性をもって人間の尊厳を大切にする | +e Education Enjoy | 楽しく学ぶことで新しい自分を発見する |

2025年度教育研修一覧の構成
本協会は教育・研修のコンセプトに基づき専門職としての自律とキャリア開発をめざす成人学習者を支援します。
2025年度教育研修一覧は、日本看護協会「看護職の生涯学習ガイドライン」に基づき公表された、新たな5つの研修分類、4つの看護実践能力に沿って表記しています。
看護職自身が主体となって、学び活躍し続けるための生涯学習に当協会の研修をご活用ください。
なお研修企画にあたっては、例年通り各施設や委員会へ希望調査を実施し、3年継続した研修の見直しを行い、ライブ配信研修を積極的に導入しました。その結果、総研修数は83研修(新企画研修:5、会場/ライブ配信選択可能な研修18、ライブ配信のみの研修10)となりました。
新たな5つの研修分類
1 | 専門職としての活動の基盤となる研修 |
2 | 看護・医療政策に関する研修 |
3 | 人材育成や教育支援を行う者を対象とした研修 |
4 | 看護管理者を対象とした研修 |
5 | 資格認定教育 |
新たな4つの看護実践能力と構成要素
日本看護協会では、看護師が看護実践を行うために必要な能力を「看護実践能力」とし、「専門的・倫理的・法的な実践能力」「臨床実践能力」「リーダーシップとマネジメント能力」「専門性の開発能力」の4つの能力で構成することを示しています。
≫ 看護実践能力(日本看護協会 看護師のまなびサポートブック抜粋)(PDF)
ラダー(実践能力習熟段階)
2023年に日本看護協会が示した「看護実践能力習熟段階」では、必要に応じ助言を得て実践する「新人」から、より複雑な状況において創造的な実践を行い、組織や分野を超えて参画する「Ⅳ」までの5段階で各能力の習熟段階が示されています。
ラダー | レベル | |
---|---|---|
看護師 | ≫ 看護実践能力習熟段階 | 新人~Ⅳ |
助産師 | ≫ 助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)(CLoCMiP) | 新人~Ⅳ |
保健師 | ≫ 自治体保健師の標準的なキャリアラダー(専門的能力に係るキャリアラダー) | A-1~A-5 |
≫ 自治体保健師の標準的なキャリアラダー(管理職保健師に向けた能力に係るキャリアラダー) | B-1~B-4 |
看護実践能力習熟段階(レベル名称変更)
2023年度まで | 2024年度から | 求められる能力 |
---|---|---|
看護師Ⅰ | 新人 | 必要に応じ助言を得て実践する |
看護師Ⅱ | 看護師Ⅰ | 必要に応じ助言を得て実践する |
看護師Ⅲ | 看護師Ⅱ | 個別の状況に応じた判断と実践を行う |
看護師Ⅳ | 看護師Ⅲ | 幅広い視野で予測的に判断し実践を行い、ロールモデルとなる |
看護師Ⅴ | 看護師Ⅳ | より複雑な状況において創造的な実践を行い、組織や分野を超えて参画する |