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2024年度会員数 9,995名
(2024年12月末現在)

2024年度会員数 9,995名(2024年12月末現在)

2024年度大分県看護研究学会の報告を掲載しました

日時

2024年11月30日(土)9:15~15:30

会場

大分県看護研修会館

テーマ

「地域につなぐ看護 ~共に育み、共に支える未来~」

参加者

296名(会場161名、Web 135名)

 

開会(9:15~)

総合司会:古賀雄二 学会委員会 副委員長
開会挨拶:大戸朋子 学会長

 

特別講演(9:30~11:00)

テーマ

「感性をみがく ~ヘルスヒューマニティーズと看護実践~」

講師

大分県立看護科学大学  理事長・学長  麻原きよみ 氏

座長

岩本祐一 学会委員会 委員長

内容

看護の基礎、現任教育においては専門知識・技術の習得に焦点が当てられ、人間理解や人間性、専門職としての態度・価値教育は共有され、体系化されたものはほとんど見られない。看護職の実践は、専門知識・技術だけでなく、看護の対象となる人々を同じ人間として尊重する人間性を示す態度が統合されたものと考える。
このような態度を育成するためには「感性をみがく」必要があり、そのために保健・医療と芸術・人文学等を融合した新分野であるヘルスヒューマニティーズに大きな可能性がある。このヘルスヒューマニティーズを基盤とした、看護職の人間性を示す態度を育む、実践・教育の方法や地域づくりのスキルや協働のあり方などについて述べられた。
またヘルスヒューマニティーズの主要な概念は「相互回復」であり、芸術・人文学を用いた専門家から人々への一方的なアプローチではなく、共に計画し、共に創り出し、共に学ぶことをとおして、看護師自身も癒されるのだと締めくくられた。(一部抜粋)


開会あいさつ 大戸朋子看護協会長


講師 大分県立看護科学大学 理事長・学長  麻原きよみ氏

 

示説発表(11:10~11:50) 11題

第Ⅳ群 急性期・慢性期看護

Ⅳ-1 宇佐高田医師会病院       安東諒真
Ⅳ-2 大分県立病院          雨邉理恵
Ⅳ-3 豊後大野市民病院        後藤大輔
Ⅳ-4 大分医療センター        木許沙織
Ⅳ-5 みえ病院            渡部真也

第Ⅴ群 地域・在宅看護

Ⅴ-1 西別府病院           村山圭美
Ⅴ-2 聖陵岩里病院          藤原加奈

第Ⅵ群 看護管理・看護教育

Ⅵ-1 大分岡病院           幸 直美
Ⅵ-2 大分大学医学部附属病院     松本尚之
Ⅵ-3 国東市民病院          阿部晋也
Ⅵ-4 大分三愛メディカルセンター   川上ちづる


ポスターセッションの様子

ランチョンセミナー(12:05~12:45)

テーマ

「睡眠と医療安全 ~眠り方の工夫~」

講師

東洋羽毛九州販売株式会社 福岡営業所 所長 東郷順一氏

座長

岩本早苗 西別府病院 副看護部長

 

口演発表(13:00~15:25)13題

第1群 急性期・慢性期看護

Ⅰ-1 アルメイダ病院           髙橋啓介
Ⅰ-2 みえ病院              藤澤美華子
Ⅰ-3 大分厚生連鶴見病院         梶山翔平
Ⅰ-4 豊後大野市民病院       成冨里絵
Ⅰ-5 大分大学医学部附属病院    後藤智佳子

第Ⅱ群 地域・在宅看護

Ⅱ-1 大分県東部保健所          楠崎 妙
Ⅱ-2 竹田市役所高齢者福祉課       中里裕美
Ⅱ-3 豊後大野市役所           山口真弓
Ⅱ-4 大分県豊肥保健所          宮崎裕紀

第Ⅲ群 看護管理・看護教育

Ⅲ-1 大分岡病院           吉住房美
Ⅲ-2 大分大学医学部附属病院     江月優子
Ⅲ-3 大分医療センター           土屋浅美
Ⅲ-4大分県立病院           安田優輝


岩本学会委員長


会場の様子


口演発表者


口演発表者


口演発表者

 

閉会 (15:30)

 

【アンケート自由記載】(一部抜粋)
  • 現場でのナラティブの大切さを実感しました。スタッフとの会話をしながら感性をみがき育成することの重要性がわかりました。
  • 心が揺さぶられました。語りあいながら、人材育成に努力したいと思います。
  • 良質な睡眠を自分だけでなく、患者にも提供できれば良いと考える機会となった。
  • 共通の悩みである人材育成に関する研究、地域への繋ぎ、再発予防をテーマとした研究も多数あり、とても参考になりましたし、モチベーションの向上に繋がりました。
  • 様々な施設の発表を興味深く聞くことができました。自身の現在の立場に落とし込んできかせていただき、今後に活かせる内容でした。
  • 興味深い新たな切り口での研究も多く、プレゼンテーションの方法も多様で参考になりましたので、投票に悩みました。
後記

今年度は演題が24題と増えたため、5年振りのコロナ禍前の1日開催とし、示説もポスター発表を行うことができた。会場準備、オンラインのための機材準備、事前の配信確認やリハーサルにより、大きなトラブルもなく終了することができた。口演、示説とも活発な質疑応答が行われ、特に示説会場には、会場参加者のほとんどが来場し、グッドプレゼンテーション賞に投票する等、活気が感じられた学会であった。
ご参加いただいた皆様に感謝申し上げます。

なお、優秀発表賞は
竹田市役所高齢者福祉課 中里 裕美氏
短期集中予防サービスC型を基軸とした介護予防事業の展開について
~家庭環境に応じた個別プログラムと継続支援の取り組みの推進~

またグッドプレゼンテーション賞は
西別府病院 村山 圭美氏
重症心身障がい患者の高齢主介護者の望む自宅退院を可能にした取り組み
~介護者の思いと医療者の思いのズレに着目して~

に決定致しました。お二人については、2025年度大分県看護協会通常総会にて表彰いたします。

2024年12月25日大分県看護協会
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